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Presents Vol.34

弊社代表 安田のメールマガジン アーカイブです。

自責

せっかく苦労して入った会社なのに、新卒社員の3割が3年でやめてしまうといいます。
もちろん会社側にも問題があるのでしょうが、それでもやはり最近の若者は我慢が足りない。
あきらめが早すぎるのではないか。
そう感じているのは、おそらく僕だけではないと思います。

つらいことがあれば、すぐに投げ出してしまう。
しかも、たいていの場合はそれを自分ではなく他人、会社や上司のせいにしてしまいます。
けれど、それではいつまでたっても成長できません。

なぜなら、物事の失敗を誰かのせいにすると、そこに反省も改善も生まれないからです。
当然、その後に同じような出来事が起こっても解決ができない。
つまり、人の成長とは失敗を自責にすることによってのみ可能なのです。

もっとも、そういう僕自身も若い頃は誰かのせいにしてしまう時期がありました。
トラブルが起きるとすぐにあいつのせいだ、おまえが悪いと決めつけ、
気がつけばだんだん周りから人が離れていく。

しかし、あるときそんな自分に気がつき、まずは責任の持てる範囲で自責にしようと決めました。
そして、そうすることで少しずつ信頼を回復できたのです。

このときもうひとつ自分に課したこと。
それは目の前のつらさから決して逃げないことです。
つらいこと、いやなことはどうしても起こります。
でも、結局のところ逃げられない。
その場をなんとかやりすごしても、またいつか同じ苦しさがやってくる。

自分の経験を振り返ってみれば、スランプや停滞しているときは、逃げている場合がほとんどでした。
そんなときこそ、真正面からぶつかっていく。
そうすることで自分自身、ずいぶん成長できたと感じています。

仕事にも、人生にも近道はありません。
いやなことから逃げるべきではない。
むしろそれは自分を成長させる好機だととらえ、ぶつかっていく。
逃げ切れると思うならば、逃げればいいでしょうが、問題を先送りしているというだけで、
ゆきだるま式により大きな問題となって帰ってくるでしょう。
病気と同じで、早期発見の時点で早く刈り取るべきです。
いずれ通る道なら、早いほうが良いのではないでしょうか。

簡単にあきらめない。
できる限り自責にする。
そうすることで信頼や成長を手に入れることができる。
僕もあきらめず、これからもこの姿勢を
できうる限り貫き通したいと思っています。